『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』|9.19(金)公開
ウェス・アンダーソン監督最新作、ベニチオ・デル・トロ主演

ザ・ザ・コルダのフェニキア計画

9.19[Fri]
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新着情報
INTRODUCTION
イントロダクション
本年度カンヌ国際映画祭でのプレミア上映では7分半にわたるスタンディングオベーションを浴び、5月30日よりアメリカで先行公開されると、初週末3日間の館アベレージが今年の限定公開作の最高記録を達成、その後の拡大公開では興行収入ランキングのベスト10入りを果たすなど、世界を席巻中のウェス・アンダーソン監督最新作。
大富豪ザ・ザ・コルダを演じるのは、アカデミー賞🄬俳優ベニチオ・デル・トロ。「フェニキア計画」への出資者の一人、鉄道王リーランドにトム・ハンクス、ザ・ザの“はとこ”ヒルダには、スカーレット・ヨハンソン、そしてザ・ザの異母兄弟ヌバルには、ベネディクト・カンバーバッチ。いつもは主役を張る豪華スターたちが、くせ者キャラクターたちを快&怪演。ザ・ザの娘リーズルには、何百人もの中からオーディションで選ばれたミア・スレアプレトン。彼女とザ・ザの旅に同行する家庭教師のビョルンには、マイケル・セラ。
また、ウェス作品には欠かせないマチュー・アマルリックやジェフリー・ライト、ウィレム・デフォー、そしてビル・マーレイも出演、物語にユーモアと奥深さを与えている。 本作でウェスが徹底的にこだわったのは、“本物”。ザ・ザの邸宅を飾る美術品はなんと本物ばかり。ルノワールはナーマド・コレクション、マグリットはピーチ・コレクション、その他の作品はハンブルク美術館から提供を受けている。さらにリーズルの“世俗的なロザリオ”はカルティエ、リュックはプラダ、宝石で飾られたコーンパイプはダンヒルなど、一流の”本物“たちが本作に集った。
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』、『ダージリン急行』を彷彿とさせる、家族の絆と再生を描き、「原点回帰した」と、世界のメディアや映画ファンも大歓喜の作品が、遂に日本でも公開され、至福の映像体験を届けてくれる。
STORY
ストーリー
舞台は1950年代、“現代の大独立国フェニキア”。6度の暗殺未遂から生き延びた大富豪ザ・ザ・コルダは、フェニキア全域に及ぶ陸海三つのインフラを整備する大規模プロジェクト「フェニキア計画」の実現を目指していた。そんな中、とある妨害によって赤字が拡大、財政難に陥り、計画が脅かされることに。ザ・ザは離れて暮らす修道女見習いの一人娘リーズルを後継者に指名し、彼女を連れて旅に出る。目的は資金調達と計画推進、そしてリーズルの母の死の真相を追うこと。果たして、プロジェクトは成功するのか? リーズルの母を殺したのは誰か? そして、父と娘は「本当の家族」になれるのか──? 
CHARACTER
キャラクター
ザ・ザ・コルダ(ベニチオ・デル・トロ)
リーズル(ミア・スレアプレトン)
ビョルン(マイケル・セラ)
ファルーク王子(リズ・アーメッド)
リーランド(トム・ハンクス)
レーガン(ブライアン・クランストン)
マルセイユ・ボブ(マチュー・アマルリック)
マーティ(ジェフリー・ライト)
ヒルダ・サスマン=コルダ(スカーレット・ヨハンソン)
ヌバルおじさん(ベネディクト・カンバーバッチ)
修道院長(ホープ・デイヴィス)
“エクスカリバー” (ルパート・フレンド)
セルヒオ(リチャード・アイオアディ)
ザ・ザ・コルダ
ベニチオ・デル・トロ
6度の暗殺未遂から生き延びた大富豪。9人の息子と疎遠の1人娘がいる。フェニキア全域に及ぶインフラ整備プロジェクト「フェニキア計画」の実現を目指しているが、妨害が入り資金難に陥る。疎遠だった娘を後継者に指名し、ともに資金集めの旅に出る。
リーズル
ミア・スレアプレトン
ザ・ザの娘で、月末に誓願を立てる予定の修道女。5歳のときに母を亡くして修道院に入れられた。6年間あっていなかったザ・ザの莫大な財産の後継者に突如指名される。母の死の真相を知りたいと思っている。
ビョルン
マイケル・セラ
オスロから来たザ・ザの家庭教師で、あらゆる種類の虫を知り尽くす昆虫の専門家。ザ・ザ、リーズルとともに資金集めの旅をすることに。
ファルーク王子
リズ・アーメッド
出資者のひとり。第7代南西独立フェニキア国王陛下領で山脈鉄道トンネルの建設を監督している。彼のシュートは得点にならないが、リーランドも見たことがないやり方だった。
リーランド
トム・ハンクス
出資者のひとり。60代半ばのアメリカ人実業家で、兄弟のレーガンと組んでサクラメント連合を経営。現在は山脈鉄道トンネルの建設に従事中。 堅物だがバスケの対決だけはいつでも受ける。
レーガン
ブライアン・クランストン
出資者のひとり。リーランドとサクラメント連合を経営している。交渉の達人で、時に毒舌になる。
マルセイユ・ボブ
マチュー・アマルリック
出資者のひとり。ナイトクラブのオーナーで、サヴァラン=モンラシェ・ギャングの親分。礼儀を知る粋なフランス男。
セルヒオ
リチャード・アイオアディ
大陸間過激派自由民兵団ジャングル部隊のリーダー。組織の政治活動に身を捧げているが、孤児、未亡人、盲人、病人、負傷者、農民、教師、そして衛生的な排水処理施設の構築にも心を砕いている。
マーティ
ジェフリー・ライト
出資者のひとり。アメリカ人の海運王でニューアーク・シンジケートの親分。現在は北東独立フェニキア公国の砂漠横断内陸水路に停泊中。ニューヨークのダウンタウン流の早口。
ヒルダ・サスマン=コルダ
スカーレット・ヨハンソン
出資者のひとり。ザ・ザのはとこ。現在は中部独立フェニキアにあるヒルダ・サスマン=コルダの理想郷の私有開拓地内で、流域水力発電ダムの建設を監督中。ザ・ザはヒルダがずっと自分に恋愛感情を持っていると思っている。
ヌバルおじさん
ベネディクト・カンバーバッチ
出資者のひとり。ザ・ザの異母兄弟。仕立てのいい服をまとい、ヴァン・ダイク型のヒゲが決まっていて、謎が多く傲慢でありながら、気味が悪いほど底知れぬ余裕を感じる男。リーズルの父親かもしれず、彼女の母親を殺した可能性がある。
“エクスカリバー”
ルパート・フレンド
アイビーリーグ出身のアメリカ人。ザ・ザの事業の監視(と妨害)という秘密のお役所仕事を政府から任じられ、このコードネームを使っている。
修道院長
ホープ・デイヴィス
聖ローマカトリック使徒教会の代表で、リーズルの宗教的指導者。
脚本/監督/製作
ウェス・アンダーソン
テキサス州ヒューストン生まれ。『アンソニーのハッピー・モーテル』(96)で本格的に監督デビュー。『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(01)でアカデミー賞®脚本賞にノミネート、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)ではアカデミー賞®作品賞ほか9部門にノミネート、作曲賞、美術賞など4部門を受賞した。ストップモーションアニメ『犬ヶ島』(18)でベルリン国際映画祭最優秀監督賞(銀熊賞)を受賞している。 ほか、『ライフ・アクアティック』(05)、『ダージリン急行』(08)、『ファンタスティック Mr.FOX』(11)、『ムーンライズ・キングダム』(13)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(22)、『アステロイド・シティ』(23)、短編アンソロジーの『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』(23)などを手掛けてきた。